macOS標準アプリ以外にも、Mac App Storeや外部のウェブサイトから様々なアプリをインストールすることが可能です。不要なアプリの削除や、ディスク容量の確保、または動作不良アプリのトラブルシューティングなど、何らかの理由でアプリをアンインストールしたい場合があります。
これまで通りMacのゴミ箱へ不要なアプリをドラッグ&ドロップしようとすると、「[アプリ名]は開いているためゴミ箱に移動できません」というエラーが表示されるケースもあります。下記の対策を実践し、このメッセージの解消ならびにアプリの完全削除を目指しましょう。
「開いているためゴミ箱に移動できません」と表示される場合
OSで処理が実行できない場合、画面上にエラー内容を案内するウィンドウが表示されることがあります。例えば、ディスクユーティリティで修復できないディスクや、ファイルシステムの検証・修復失敗、そして本記事で取り上げる「アプリが開いているためゴミ箱に移動できません」等のエラーが該当します。
上記エラーメッセージは、削除対象のアプリが未だMac上で起動しているために発生します。削除を進めるためには、まず対象アプリの完全終了が必要となります。
すでにアプリを終了したつもりでも、Mac側で「開いている」と判定される場合はありませんか?ウィンドウを閉じただけで、アプリ本体はバックグラウンドで動作し続けている可能性も考えられます。それでも削除できない場合の追加対処法も以下で詳しく解説いたします。
Macでアプリケーションを完全に終了する方法
前述の通り、起動中のアプリは直接ゴミ箱に移動できません。そのため、アプリを確実に終了させた後、MacBook Air/Pro/iMacから削除作業を進めます。ここではMacでアプリを終了させる複数の手順をご紹介します。
Dockからアプリを終了する方法
開いているアプリケーションは、Mac Dockの中央部に表示されます。この状態でアプリのアイコンをcontrolキーを押しながらクリックし、表示されたメニューから終了を選択します。

Appleメニューからアプリを終了
Appleメニューは画面左上隅のAppleロゴからアクセスできます。Appleロゴをクリックするとドロップダウンメニューが表示され、その中に強制終了オプションが含まれています。強制終了を選択すると、「アプリケーションの強制終了」ウィンドウが新たに開き、現在起動中の全アプリケーションが一覧で表示されます。

Appleメニューのほか、キーボードショートカットOption + Command + ESCでも、「アプリケーションの強制終了」ウィンドウを直接開くことが可能です。

「アプリケーションの強制終了」ウィンドウ内から終了したいアプリを選択し、ウィンドウ右下の「強制終了」ボタンをクリック、確認画面でもう一度「強制終了」を選択します。この操作を行うと、保存されていないデータは失われるため、注意が必要です。
なお、強制終了機能は、アプリケーションが応答しなくなった場合の「カラフルな回転カーソル(虹色のビーチボール)」解消にも役立ちます。
アクティビティモニタを活用したアプリの終了
他の方法として、macOS標準ユーティリティであるアクティビティモニタを活用する方法もあります。アクティビティモニタでは、全てのプロセス状況をリアルタイムで監視でき、CPUやメモリ、バッテリー、ディスク読み書き速度、ネットワーク転送量なども確認できます。
Macの動作が不安定な際にプロセスの詳細を把握できるだけでなく、任意のプロセス終了も行えます。手順は以下の通りです。
- Finderから「アプリケーション」→「ユーティリティ」フォルダを開きます。
- 「アクティビティモニタ」を探してダブルクリックし、起動します。
- アクティビティモニタウィンドウ内の各タブに、すべてのプロセスが一覧表示されます。
- 目的のアプリケーション名で検索し、該当するアプリ名をダブルクリックします。
- 別ウィンドウが表示されるので、「終了」ボタンをクリックします。
- 最終確認が表示されるので、再度「終了」を選択し、プロセスを停止します。

ターミナルを使ったアプリプロセスの強制終了
コマンド入力用のインターフェースである「ターミナル」でも、アプリの強制終了操作が可能です。他の方法と比較して操作難易度は高いですが、ロックされたアプリなども終了できます。終了したいアプリ名に置き換えて、以下のkillallコマンドを入力してください。
killall アプリ名
Macでアプリを正常に終了した後は、目的のアプリを再度ゴミ箱へ移動し、ゴミ箱を空にする操作が可能です。
おすすめ情報:サードパーティ製アンインストーラーによるアプリ削除
Appleの標準機能以外にも、CleanMyAppのような第三者製アンインストール用ソフトウェアも選択肢として利用できます。これらのツールでは、複数のアプリケーションをまとめて削除できるうえ、関連ファイルや残存データも自動検出し、システムから徹底的に削除することが可能です。操作方法の一例は下記の通りです。
- App StoreでCleanMyAppを無料ダウンロード。
- CleanMyAppを起動すると、インストール済みアプリが自動で一覧表示されます。

- アンインストールしたいアプリにチェックを入れ、複数選択も可能です。
- 「アンインストール」ボタンを押し、選択したアプリを削除します。
- 確認ウィンドウが表示されたら「アンインストールを続ける」を選択。

- 管理者用パスワードを入力し、「OK」を選択。

- 最後に「完了」を選択します。権限の都合で手動削除が必要なファイルが表示された場合は、虫眼鏡アイコンからFinderで該当ファイルの場所を確認し、直接削除してください。

関連情報:
MacでDocker Desktopをアンインストールする手順
LaunchpadやFinderから削除できないMacアプリの削除方法
まとめ
「項目が開いているため、ゴミ箱に移動できません」といった警告が表示された場合は、該当アプリケーションの終了操作が必要です。Macでアプリを終了するための方法はいくつかありますが、どの方法でも問題が解決しない場合は、Macの再起動によって全てのプロセスを停止し、作業内容は事前に保存しておくことでデータ紛失も防げます。