macOS Golden Gate:新機能・進化点・アップグレードすべきか?

日本語 English Français Deutsch Español Português Türkçe

macOS 27 Golden Gateの主な新機能・進化点

要点まとめ:

  1. 1. Siri AIがさらに賢く進化
  2. 2. Liquid Glassが改良
  3. 3. 写真やSafariなどでのApple Intelligenceの強化
  4. 4. パフォーマンスの向上
  5. 5. Intel Macは非対応

macOS Golden Gate 27

macOS 27とは? macOS Golden Gate(バージョン27)は、Appleが開発するmacOSの第23世代(メジャーリリース)となる最新バージョンです。前バージョンのmacOS Tahoeの後継として、2026年6月8日のWWDC 2026で発表されました。現在は開発者・一般向けベータ版が公開中で、正式リリースは2026年後半に予定されています。

macOS Golden GateからApple Silicon専用プラットフォームへ完全移行し、macOSとして初めてIntel Macが正式に対象外となります。対応するMacモデルはこちら:

  • MacBook Neo(2026)
  • Apple Silicon搭載MacBook Air(2020年以降)
  • Apple Silicon搭載MacBook Pro(2020年以降)
  • Mac Mini(2020年以降)
  • iMac(2021年以降)
  • Mac Studio(2022年以降)
  • Mac Pro(2023)

macOS 27 Golden Gateに今すぐアップグレードするべき? 利用スタイルごとの推奨は以下の通りです:

ユーザータイプ今すぐアップグレード?推奨内容
一般ユーザーはい進化したSiriやApple Intelligenceを体験したい方・パブリックベータの利用に抵抗がなければおすすめ
初心者いいえベータ版の不具合対応に慣れていない場合は様子見が無難
Intel MacユーザーいいえmacOS 27はIntel Mac非対応です。どうしても新OSを使いたい場合は、非対応MacにmacOSをインストールする方法もご参照ください
開発者はい開発ツールの動作確認後にアップグレードを推奨
オフィスユーザーはい文書作成・メール・議事録作成などの作業で応答性や安定性が向上
デザイナーいいえベータ版ではGPUアクセラレーションやプラグイン、カラーマネジメントが不安定になる可能性あり
学生はい主要な学生向けアプリ(Microsoft Office、AIライティング支援、Notionなど)は新macOSへの対応が比較的早い傾向
ゲーマーいいえゲームが新OSに対応しているか確認できるまではアップグレードを控えてください

macOS Tahoe 26からGolden Gate 27へアップグレードを検討中の方は、以下の体験情報も参考にしてください:

macOS 27ベータ版へのアップグレードに向けたMacの事前準備

macOS 27ベータ版DMGのダウンロード

macOS 27ベータ版のダウンロードとインストール方法

macOS 27ベータ版の起動用USBインストーラーを作成する

macOS 27 Golden Gateの新機能

macOS 26と比較すると、macOS 27 Golden Gateで追加された新機能は限定的ですが、主なアップデートは次世代Siri AIの導入と、児童保護機能の強化です。

新しいSiri AI

macOS 27 Golden Gateには、従来とは異なる会話型AIアシスタント「Siri AI」が搭載されています。Siri AIに自由な質問をしたり、プロジェクトを検索したり、アイデア出しをしたりと、幅広い用途で活用できます。また、Siri AIは「メッセージ」「写真」「メモ」「メール」「リマインダー」などのアプリ内で操作を行うことも可能です。

さらに、macOS 27では専用のSiriアプリが新たに追加され、すべての会話履歴を一箇所でまとめて管理できるようになりました。実際にM1 MacBook AirでSiri AIに質問し、その内容をiPhone 15で受け取ることもできました。他にも、Siri AIを使ってMacの画面上に表示されている画像から花の種類を尋ねるなどの新しい機能や、Siriショートカットの活用もおすすめです。

Siri AIの新機能に興味があり、M1 MacBook Air(8GB RAM)をmacOS 27 Golden Gateのパブリックベータにアップグレードして試そうとしましたが、システム設定内にはSiriしか表示されず、Apple Intelligence & Siriは見当たりませんでした。最終的に原因がわかりました。

設定画面のSiri表示

Apple Intelligenceが表示されない理由
Apple Intelligenceの一部機能や言語対応は、地域ごとに段階的に提供されています。私の住んでいる地域では特定の規制のため、まだ利用できない場合があります。

Siri AIが表示されない理由
オンデバイスのSiri AIは、Apple Silicon M3以降のチップを搭載し、12GB以上のRAMを備えたMacのみがサポートされます。

児童保護とペアレンタルコントロール機能の拡充

macOS 27では、児童保護機能と保護者向けコントロールがさらに強化され、子どもがMacを安全に使えるようサポートします。これにより、保護者は使用状況の把握や管理がしやすくなり、Appleのプライバシー重視の姿勢も維持されています。

主な新機能として「Ask to Browse」が加わりました。これは、子どもがSafariで新しいウェブサイトへアクセスしようとする際に、事前に保護者の許可を必要とする仕組みです。保護者は「メッセージ」アプリを通じてリクエストを確認し、アクセスの可否を判断できます。

macOS 27の主な強化ポイント

次世代Apple Intelligence

強化されたApple Intelligenceは、主にSafari、写真、パスワードの各機能で活用されています。macOS Golden Gateでは、Safariのページが自動的にトピックごとにグループ化され、関連するウェブページを簡単に見つけることができます。また、新機能の「Safari Notify Me」により、ウェブページ上の価格変動やセキュリティアラート、新着返信といった変化が、タイムリーに通知されます。

写真アプリには、AIを使って写真の外側に新たなスペースを生成できるインテリジェントな「拡張」ツールが加わりました。さらに、強化された「クリーンアップ」ツールによって、写真内の目立つ不要物や気になるオブジェクトも手軽に消去できます。

写真アプリで画像を拡張

AIによるパスワードの自動修正にも対応。パスワードアプリが弱いパスワードや使い回し、漏洩したパスワードを検出し、更新をサポートすることで、パスワード管理の手間を減らし、アカウントの安全性を高めます。

より洗練されたデザインとLiquid Glassの進化

従来バージョンの macOS Tahoe 26 で導入されたUI「Liquid Glass」デザインは、評価が分かれるものでした。今回Appleは、macOS TahoeでのUIに対する指摘や要望を反映しています。

「Liquid Glass」効果の強度を調整できるようになり、メニューバーやDock、各種コントロールの透明度を下げてより不透明な表示へ切り替え可能です。サイドバーは浮かず、ウィンドウ全体が端まで広がるようになり、角もより鮮明で統一感のある仕上がりになっています。従来のような落ち着いた外観を希望する場合は、以下の手順で効果を抑えることができます:

  • システム設定 > アクセシビリティ > ディスプレイ を開く
  • 「透明度を下げる」をオンにする
  • 「コントラストを上げる」をオンにする

透明度を下げる

その他の主な変更点

  • macOS 27.0 beta 3以降、Spotlightアイコンがメニューバーから削除され、Siriが検索やAIアシスタントの主要な入口になりました。
  • 下方向へのスワイプ動作でページをリフレッシュできる新しいジェスチャー
  • ウルトラワイドディスプレイで5K・120Hzの高解像度表示に対応
  • AirDropのパフォーマンスが80%向上 AirDropパフォーマンスが80%向上
  • カレンダーのイベント追加・編集時に説明文を入力可能に
  • macOS 27.0 beta 3からGolden Gateの壁紙がデフォルト設定
  • メニューバー項目のアイコンが標準では非表示となりました

削除された機能

macOS Golden Gateでは、いくつかの従来機能やユーティリティが削除されています。

  • Apple Filing Protocol(AFP)のサポートは終了しました。これにより、AirPort Time CapsuleルーターへのTime Machineバックアップは利用できません。
  • AirPort Utilityは新規インストール時に同梱されなくなり、Appleも互換性を保証していません。
  • Boot Camp(Intel製Mac向け)はGolden Gateで廃止され、Apple Silicon搭載Macへの完全移行が進められています。

まとめると、macOS 27 Golden GateはUIのリニューアル(Liquid Glass)やApple Intelligence(SiriのAI、写真、Safari向け強化)に重点が置かれており、目立ったブレイクスルーはありませんでした。

一般的なユーザーの方は、Apple Silicon搭載Macを使っていて、Siri AIの刷新やApple Intelligenceの新機能をいち早く試したい、かつパブリックベータ版(不具合発生の可能性が高い)に抵抗がない場合のみ、macOS 27 Golden Gateへのアップグレードを検討するとよいでしょう。それ以外の方は、この秋に予定されている安定版の公開を待つことをおすすめします。

開発者やデザイナーなど、他の用途で利用する方は、記事冒頭の提案も参考にしてください。

macOS 27に関するよくある質問(FAQ)

Q1. macOS 27はすでに配信されていますか?
A

macOS 27(Golden Gate)は現在、パブリックベータ版として提供されています。正式リリースは2026年9月に予定されています。

Q2. どのMacが今後アップデート不可になりますか?
A

Intelプロセッサを搭載した全てのMacは、最新のmacOSへのアップデート対象外となりました。macOS 27(Golden Gate)の登場により、AppleはIntel Macのサポートを正式に終了しています。最新のmacOS機能・ソフトウェアを利用するには、MシリーズチップなどAppleシリコン搭載Macが必要です。

Q3. macOS 27パブリックベータ版をインストールする方法は?
A

macOS Golden Gateベータ版は次の方法でインストールできます:

1. 「システム設定」>「ソフトウェア・アップデート」から最新版のmacOS 27パブリックベータにアップデート
2. ターミナルでコマンドを実行してmacOS 27パブリックベータをインストール
3. macOS復旧モードを使ってmacOS 27ベータを再インストール
4. macOS 27ベータの起動可能なUSBインストーラーを作成
5. App StoreまたはAppleサーバーからmacOS 27パブリックベータのフルインストーラーをダウンロード