データを失わずにMac OSを再インストールする方法(TahoeからMontereyまで) 

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データを失わずにMac OSを再インストールする手順

簡易手順
1. 再インストール前の準備
2. macOSの再インストール手順
3. データ紛失時の復旧方法 (iBoysoft データリカバリー for Mac でディスクスキャンおよびデータ復元が可能です) 

データ保持のままMac OSを再インストールする概要

macOSの再インストールは、システムエラーや動作不良、パフォーマンス低下の解消手段として非常に有効とされています。全てのデータが消去されると誤解されがちですが、通常この操作によってユーザーデータが消えることはありません。

これまでの経験から、再インストール中にデータが失われる主な原因は、ディスクユーティリティで誤ってディスクを消去してしまうことであり、再インストール作業自体でデータが消えることは稀です。

本ページでは、データを残したまま安全にmacOSを再インストールする正しい手順や注意点、万一の場合のリカバリー方法について、Sequoia・Sonoma・Ventura・Montereyまでの各バージョンに対応した内容を詳しく解説します。(各バージョンで手順に大きな違いはありません)

本当にmacOSの再インストールが必要か確認するポイント

以下の状況に該当する場合、macOSの再インストールが推奨されます:

  • Macが頻繁にクラッシュしたり、システムエラーが表示される
  • 動作が遅い、または操作の反応が極端に悪い
  • 新しいmacOSへのアップグレードを希望している
  • macOSのアップデートに失敗した、もしくは不具合が発生した
  • Macの譲渡や売却を検討している(⚠️この場合はデータ消去が必要です)

一時的な不具合や軽微なエラーの場合は、再インストールの前にトラブルシューティングの実施をご検討ください。

再インストール前の準備事項

作業開始前に以下のポイントをご確認ください:

  • すべてのアプリケーションの終了
    インストール中の中断を防ぐため、起動中のアプリケーションをすべて終了させてください。
  • ディスクエラーの確認
    「ディスクユーティリティ」(Finder → アプリケーション → ユーティリティ)を開き、メインディスク(通常「Macintosh HD」)を選択後、「First Aid」を実行し、問題がないか検査・修復してください。
    ディスク修復にFirst Aidを利用する
  • FileVault の無効化(有効な場合)
    FileVaultディスク暗号化を有効にしている場合は、「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「FileVault」で一時的にFileVaultをオフにし、インストール時の問題を防いでください。
    FileVaultをオフにする
  • Mac の電源確保
    MacBook のバッテリーが80%以上、もしくは電源アダプターを接続した状態で作業を進めてください。MacBook で macOS を再インストールする方法もご参照いただけます。
  • ⚠️大切なファイルのバックアップ作成
    Time Machine の利用や、外付けドライブへのコピー、iCloudへの同期により、重要なデータを必ず事前に保存してください。

データを保持したままのmacOS再インストール方法

macOSを再インストールする前に、通常は個人データが消去されずに残る仕組みとなっていることをご理解ください。

ただし、ディスクの消去やインストールの中断など誤った手順を踏むと、データが失われる可能性が生じます。適切な手順を順に進めることが大切です。

ディスクの消去を行わず、指定された方法に従えば、再インストール時にデータが保持されるのが基本です。ご利用状況や操作経験に応じて、以下の3つの方法から選択できます。

方法1:リカバリモードを使った再インストール

最初に、macOS のリカバリモードへ遷移してください:

  • Intelプロセッサ搭載モデル:
    再起動後、すぐに Command(⌘)+R キーを長押しします。
  • Apple シリコン(M1/M2/M3)搭載モデル:
    本体をいったんシャットダウンし、電源ボタンを長押し。「起動オプションを読み込み中」と表示されたら「オプション」をクリックしてください。
    起動オプション選択画面(リカバリーモード)
  1. 「macOSユーティリティ」ウィンドウが表示されたら、「macOSを再インストール」を選択してください。
    macOS再インストールの選択画面
  2. 「続ける」を選択します。
  3. 起動ディスク(通常は「Macintosh HD」)を選びます。
  4. 「インストール」を押し、画面上の案内通りに作業を進めてください。

 注意: ディスクユーティリティ内で「ディスクを消去」オプションを選択しないでください。すべてのデータが削除されます。

インストール完了後、Macは自動的に再起動し、個人ファイルは通常そのまま残ります。

方法2:USBインストーラーによる再インストール

Macがリカバリモードへ移行できない、またはmacOSの再インストールが正常に行えない場合、起動可能なUSBインストーラーを利用したmacOSのインストール手順が用意されています。

この方法を利用する際には、macOSインストーラーが保存されたUSBドライブの作成が必要です。

事前準備として、以下のものを用意してください。

  • 16GB以上の空き容量を持つUSBドライブ
  • Mac App Storeからダウンロード済みのmacOSインストーラー
    Apple StoreからmacOSをダウンロードする

手順1:起動ディスク用USBインストーラーの作成

この手順により、USBドライブがmacOSインストール用の起動ディスクとなり、Macの起動やシステム再インストール時に使用可能となります。

 注意: この操作を行うと、USBドライブ内の全データが消去されます。
macOSインストーラーが「アプリケーション」フォルダ内に保存されていることを事前にご確認ください。
USBの名称がコマンドと完全に一致していることを確認してください。

  1. USBドライブをMacに接続します。
  2. ターミナルを起動します(Finder → アプリケーション → ターミナル)。
    ターミナルを開く
  3. 下記コマンドを入力します:
    sudo /Applications/Install\ macOS\ [Version].app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/Untitled【設定箇所】
    [Version]は使用するmacOSバージョン名(Sonoma、Venturaなど)
    UntitledはUSBドライブの名称に置き換えてください。
  4. Enterキーを押し、処理が完了するまでお待ちください。

手順2:USBからmacOSを再インストールする

  1. Macの電源を入れ直し、すぐにOption(⌥)キーを押し続けてください。
  2. 起動オプションが表示されたら、USBインストーラーを選択します。
  3. 「macOSの再インストール」を選び、画面の案内に従って進めてください。

方法3:ターミナルによる再インストール

コマンド入力でmacOSのインストール操作を行う方法です。インストール手順を詳細に管理したい場合やターミナル操作に慣れている方に適しています。

コマンド操作に十分慣れている場合のみご利用ください。

事前確認事項:

  • macOSインストーラーが「アプリケーション」フォルダ内に保存済みであること
  • ファイル名は「Install macOS Sequoia.app」や「Install macOS Sonoma.app」「Install macOS Ventura.app」「Install macOS Monterey.app」などであること

操作手順:

  1. ターミナルを起動します(Finder → アプリケーション → ターミナル)。
  2. 以下のコマンドを入力してください:
    sudo /Applications/Install\ macOS\ [Your macOS Version].app/Contents/Resources/startosinstall --agreetolicense
  3. Enterキーを押し、管理者パスワードを入力します。
  4. 画面の案内に従ってインストールを完了させてください。

macOS再インストールが正常に進まない場合

手順が完了しない場合:

  • Macの再起動後に再試行
  • インターネット接続状況の確認
  • ディスクユーティリティのFirst Aid実行
  • 代替手段として起動可能なUSBインストーラーの利用

 まったく起動できない場合、別のMacからディスクにアクセス(ターゲットディスクモード/ディスク共有)を検討。

必要に応じたデータ復旧手順

バックアップが未作成、ディスクエラーやインストール中断など想定外の問題でデータが消失した場合でも、データ復旧ソフトを使用することで復元できる可能性があります。

ただし、復旧の可否はデータ消失時の状況や上書きの有無によって左右されます。また、TRIMが有効なSSDの場合、システムディスクから削除されたデータは復旧ソフトを用いても復元できません。

例として、iBoysoft Data Recovery for Macなどのツールを活用することで、次のような状況で有効です。

  • ディスク全体のスキャンによる削除・紛失ファイルの検出
  • 書類・写真・動画など多様なファイル形式の復元対応
  • Mac本体やSSD・USBメモリ等、内蔵/外付けストレージに幅広く対応
  1. iBoysoft Data Recovery for Macのダウンロード・インストール後、アプリケーションを起動
  2. 対象ディスクを選択し、「紛失データのスキャン」を実行
    紛失データの検索
  3. 検出されたファイル内容をプレビュー
    スキャン結果のプレビュー
  4. 必要なデータを別の保存場所に復元

まとめ

macOSの再インストールを実行しても、ディスクを消去したりインストール処理を中断しない限り、個人データが削除されることはありません。

多くの場合、リカバリーモードによる操作が最も安全で簡単な方法となるため推奨されます。作業開始前には大切なファイルを必ずバックアップし、思わぬデータ損失への備えが重要です。

よくあるご質問

Q1. macOSの完全な再インストール方法
A

macOSを完全に再インストールする場合、起動ディスクの消去後にmacOS復元モードまたは起動用USBインストーラーでシステムを再インストールする必要があります。

この操作ではすべてのデータが消去されるため、実行前に必ずファイルのバックアップを実施してください。

Q2. macOSの再インストールで不具合は解消されるか
A

macOSの再インストールにより、システムエラーや予期しない終了、動作不良など一般的な問題の多くが改善されます。

ただし、ハードウェア自体の故障やディスク障害が原因の場合は、再インストールで解決しないことがあります。