Windows 7/8/10/11でUSBメモリを暗号化し、macOS 10.13 High Sierra以降でも読み取り可能にするには?
USBメモリの暗号化は、第三者による情報への不正アクセス防止に効果的な対策です。WindowsとmacOSの両プラットフォームが普及している現在、暗号化済みのUSBメモリやSDカード、SSDを複数OS間で利用するニーズが高まっています。
本記事では、MacおよびWindows両方で安全にUSBメモリを暗号化する手順と、そのデータへ両OSからアクセスする方法について詳しくご案内します。
Windows 11/10/8/7環境におけるUSBドライブ暗号化の実践方法
| WindowsでのUSBドライブ暗号化方法: | 推奨利用シーン: |
| 標準搭載のBitLockerによる暗号化機能 | Windows Pro / Enterprise / Educationエディション向け |
| M3 BitLocker Loader for Windowsの活用 | Windows Homeエディションに対応 |
BitLockerによるUSBドライブ暗号化手順
Windows標準搭載のUSBドライブ用暗号化ソフトウェアとして、BitLockerが高い評価を得ています。AES暗号アルゴリズム(128bit/256bit)によって権限のない第三者によるデータ閲覧を強力に保護します。また、「BitLocker To Go」によりUSBメモリ等の外部記憶媒体にパスワード保護を付与可能です。
BitLockerは下記エディションに搭載されています。
- Windows 11:Pro、Enterprise、Education 各エディション
- Windows 10:Pro、Enterprise、Education 各エディション
- Windows 8/8.1:Pro、Enterprise エディション
- Windows 7/Vista:Enterprise、Ultimate エディション
- Windows Server 2008 以降のバージョン
ご利用中のパソコンにインストールされている Windows のエディションを確認する場合は、スタートボタンをクリックし、[設定]→[システム]→[バージョン情報]の順にご確認いただけます。
⚙️ お使いの Windows パソコンで BitLocker の利用が可能な際は、下記手順に従い、BitLocker による USB メモリの暗号化(Windows 11/10/8/7)を実施できます。
- USB メモリを Windows パソコンに接続します。
- USB メモリが FAT32、NTFS、exFAT ファイルシステムでフォーマットされていることをご確認ください。
- [マイコンピュータ]または[PC]から対象の USB ドライブを右クリックし、[BitLocker を有効化]を選択します。
-
「このドライブのロック解除方法の選択」画面で、下記いずれか(複数選択も可)を選び、[次へ]をクリックします。
「パスワードを使用してこのドライブのロックを解除する」:
パスワード入力により、任意の場所や他のユーザーによるドライブの利用が可能になります。
「スマートカードを使ってドライブのロックを解除する」:
スマートカードと PIN の併用によりロック解除します。職場環境などで、スマートカードリーダーが必要な場合に使用される標準的な方法です。 - 「回復キーの保存方法」画面で、[ファイルに回復キーを保存]を選択してください。
- 「BitLocker 回復キーの名前を付けて保存」画面で、保存先を指定して[保存]をクリックします。
-
ドライブ上のどの範囲を暗号化するか設定し、[次へ]をクリックします。
・使用済みの領域のみ暗号化(新規ドライブ向け、処理が早い)
・ドライブ全体を暗号化(既存データがあるドライブ向け、処理に時間がかかる) - 「互換モード」を選び、[次へ]をクリックします。
- 「このドライブの暗号化の準備完了」画面で[暗号化開始]を選択し、暗号化が完了するまで USB メモリを取り外さないようご注意ください。処理時間はドライブの容量等により異なります。
暗号化が完了した USB メモリは、万一紛失や盗難に遭っても情報漏えいの心配がありません。なお、BitLocker で暗号化された USB ドライブは Mac では標準対応されていません。Mac で読み書きを行う場合は、iBoysoft BitLocker for Mac などの専用ソフトウェアの導入が必要です。
⚙️ Windows パソコンで BitLocker が利用できない場合、M3 BitLocker Loader for Windows を活用し、USB ドライブに BitLocker 暗号化を適用することが可能です。Windows 11/10/8/7 Home エディションおよび Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012 に対応しています。
本ソフトウェアにはデータ保護機能が組み込まれており、途中で暗号化を一時停止した場合でも、データを損失することなく処理を再開できます。また、パソコンを再起動せずに BitLocker で暗号化されたドライブのロック設定を行うことにも対応し、標準の BitLocker 暗号化にはない利便性を提供します。
Windows 11/10/8/7 Home エディションにてBitLocker を利用して USB ドライブを暗号化する手順は以下の通りです。
ステップ 1:M3 BitLocker Loader for Windows をダウンロードし、インストールします。
ステップ 2:アプリケーションを起動後、USB ドライブを選択し、「暗号化」を実行します。

ステップ 3:使用するパスワードを 2 回入力し、「次へ」をクリックします。

ステップ 4:回復キーの保存方法を選択し、「次へ」をクリックします。

ステップ 5:処理が完了するまで待機します。
BitLocker を使わずに USB ドライブを暗号化する方法
BitLocker なしでWindows 11 で USB ドライブにパスワードを設定したいと考える方がいるかもしれません。ただし、パソコンに BitLocker が搭載されている場合、信頼性と安全性、コスト面からも Windows 標準機能である BitLocker のご利用を強く推奨します。BitLocker が利用できない環境でも、M3 BitLocker Loader for Windows を使うことで、同等の暗号化機能がご利用いただけます。(下記のボタンから無料ダウンロード可能です)
BitLockerを利用せずにUSBメモリや外付けドライブを暗号化したい場合には、以下のような方法が考えられます。
- 信頼性の高いサードパーティ製USB暗号化ソフトウェアの導入(TrueCryptのように修正されていない脆弱性が含まれていないものを選択することが重要です)。
- 重要なファイルやフォルダーのみを暗号化。必要なデータについては、パスワード付きで圧縮ファイルにまとめる方法も効果的です。
- ハードウェア暗号化機能を備えたUSBメモリの購入。ハードウェア暗号化内蔵モデルが販売されています。
同僚やご友人がWindows 11/10/8/7環境でBitLockerによるUSBメモリ暗号化を利用できるよう、本記事の共有をぜひご検討ください。
MacでUSBドライブを暗号化する方法
| MacでのUSBドライブ暗号化手段 | 推奨されるご利用シーン |
| iBoysoft BitLocker for Macの活用 | Mac上でexFAT/NTFS/FAT32ドライブを暗号化し、BitLocker対応のWindows環境でも自由に利用したい場合 |
| FileVaultの利用 | Mac専用でAPFSまたはMac OS 拡張(ジャーナリング)形式のディスクを暗号化したい場合 |
MacとWindows双方で利用可能なUSBドライブ暗号化方法
MacでUSBメモリを暗号化し、Windowsパソコンでも自由に取り扱いたい場合には、iBoysoft BitLocker for Macのご利用が最適です。このツールでは、USBフラッシュドライブやSDカード、SSD、外付けHDDなど多様な外部ストレージにBitLocker暗号化を施すことができます。
当該USBドライブ暗号化ソフトウェアは、Apple Silicon(M1 & M2)およびIntelプロセッサ搭載Mac双方に対応しており、NTFS、exFAT、FAT32形式のディスクでBitLocker暗号化が可能です。
さらに、WindowsパソコンでBitLocker暗号化されたドライブのマウント、ロック解除、読み書き操作もMacで簡単に実現できます。
MacでUSBドライブを暗号化する手順
1. MacにUSBメモリを接続します。
2. iBoysoft BitLocker for Macをダウンロード・インストールし、起動します。
3. ツールバー内の「暗号化」ボタン(+マーク付きのドライブアイコン)をクリックします。

4. 暗号化対象のドライブ横に表示される「暗号化」をクリックします。

5. パスワードを設定します。
6. 復旧キーを安全な場所へ保存します。
7. BitLockerによるドライブ暗号化が完了となります。
Mac上でBitLockerを利用してUSBドライブを暗号化した後は、お使いのWindowsパソコンがBitLockerに対応していれば、追加ソフトウェアのインストールなしでBitLockerで暗号化されたUSBドライブの内容にアクセス可能です。その際、事前に設定したパスワードの入力画面が表示され、パスワードでロックを解除できます。また、必要に応じて、リカバリーキーの入力や、Windowsパソコンでの自動ロック解除を選択することも可能です。
Mac専用USBドライブ暗号化の方法
暗号化したUSBドライブをWindows環境で使用しない場合は、FileVault(macOSに標準搭載されている暗号化機能)による暗号化が推奨されます。MacでUSBドライブを暗号化する一つの方法として、ドライブの暗号化があります。この暗号化機能は無料で利用でき、APFSまたはMac OS拡張(ジャーナリング)形式でフォーマットされたドライブのみ対象となります。(ただし、暗号化後はいずれの形式もAPFS(暗号化)に変換されます)
ドライブのファイルシステムが対応形式でない場合は、データのバックアップ後、APFSで再フォーマットが必要です。準備ができたら、下記の手順でUSBドライブにパスワードによる保護を設定できます。
- USBドライブをMacに接続します。
- Finderを起動し、サイドバーから対象のドライブを右クリックします。
- 「”暗号化”」を選択します。
- パスワードを2回入力します。

- パスワードのヒントを入力し、「ディスクを暗号化」ボタンをクリックします。
関連記事:
BitLocker To Go対応USBドライブのMacでの扱い方
macOS Montereyをはじめとした各バージョンでのUSBドライブ暗号化方法についてご紹介しました。ぜひ本記事をお役立てください。
USBドライブ暗号化に関するよくある質問
- QCan any USB stick be encrypted?
-
A
Yes, any USB stick can be encrypted. If your USB drive isn't hardware encrypted, you can use software encryption.
- QHow long does it take to encrypt a USB drive?
-
A
It may only take a few minutes if your drive doesn't have much data. It's also impacted by the encryption algorithm, as some may be faster.