「オプティマイズ Mac ストレージ」を有効または無効にする方法とは？

Macには「オプティマイズ Mac ストレージ」というiCloudの機能があります。これは、macOSをアップグレードした後にMacの設定時にデフォルトでオンになっている場合があります。この機能をオンまたはオフにすると、iCloud DriveやiCloud Mail、さらにはiCloud Photosなどに影響が出るため、馴染みのない方には混乱を招くかもしれません。また、macOS Sonomaでは「オプティマイズ Mac ストレージ」にいくつかの細かな変更があります。

ここでは、iCloudオプションの「オプティマイズ Mac ストレージ」について説明し、その有効化/無効化の方法を案内します。

オプティマイズ Mac ストレージの説明

2016年、AppleはmacOS Sierraで「オプティマイズ Mac ストレージ」という機能を発表しました。これは、iCloud Driveが最初にリリースされた2年後のことです。オプティマイズ Mac ストレージは、ストレージ容量の少ないMacに多くのファイルがあり、容量不足になっている人々のための解決策として作られました。

オプティマイズ Mac ストレージをオンにすると、macOSは古いファイルのコピーをクラウド上に保持し、ローカルディスクから削除します。これによりディスク容量を解放し、最も新しく読まれたファイルのみをMacに残します。クラウド上に古いデータを保存する理由は、いつでもMacに再ダウンロードできるようにするためです。

また、もう1つの機能である「オプティマイズストレージ」がありますが、これは「オプティマイズ Mac ストレージ」とは異なりますが、似たようなものです。オプティマイズストレージはMacのストレージ管理のための推奨機能の1つであり、Mac上の映画やテレビ番組のストレージを最適化することを目的としています。

「オプティマイズ Mac ストレージ」をオン/オフにすべきか

答えを知るために、まずmacOS Sonoma/Ventura/Monterey上でiCloudの「オプティマイズ Mac ストレージ」をオン/オフにすると何が起こるかを理解する必要があります。

「オプティマイズ Mac ストレージ」をオンにすると、Macのスペースが不足している場合、より頻繁に使用されないデータをiCloudにアップロードし、他のプロセスのためにより多くのディスク容量を解放します。iCloudにアップロードされたファイルは「Time Machine」でバックアップすることはできず、外部ハードドライブに転送する前にローカルでダウンロードする必要があります。

Mac の「Mac ストレージの最適化」をオフにすると、すべての iCloud コンテンツが Mac に自動的にダウンロードされます。ファイルにすばやくアクセスしたり、バックアップしたり、移動したりするのに便利ですが、非常に多くのディスク容量を占める可能性があります。Mac がすべての iCloud コンテンツを格納するのに十分な容量がある場合は、この機能は必要ありません。ちなみに、この機能が無効になっている場合、macOS Sonoma では[ダウンロードを削除]オプションがありません。

「Mac ストレージの最適化」をオフにすると次のような場合に役立ちます:

「Mac ストレージの最適化」を使用せずにファイルを iCloud にアップロードする方法を知りたいですか？ ファイルを iCloud ドライブにコピーして他のデバイスでアクセスすることができます。Finder のサイドバーにある iCloud ドライブにファイルをオプションキーを押しながらドラッグ＆ドロップするか、キーボードショートカットの Command+C と Command+V を使用すると、ファイルを iCloud にコピーして元のファイルを Mac に保持することができます。

「Mac ストレージの最適化」の有効化/無効化方法

「Mac ストレージの最適化」機能を使用するかどうかを決定した後、以下の手順に従って「Mac ストレージの最適化」の有効化または無効化を行うことができます。ファイルのアップロードやダウンロードには良好なインターネット接続が必要です。

macOS Ventura 以降で「Mac ストレージの最適化」の有効化/無効化を行う方法:

macOS Monterey およびそれ以前で「Mac ストレージの最適化」をオン/オフにする方法:

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