Macで外付けハードディスクが読み込み専用になる現象は、ドライブがNTFS形式でフォーマットされていることが主な原因となります。NTFS for Mac対応ソフトの導入が必要です。
NTFS for Macとは、Mac上でNTFSフォーマットのドライブに対し、ファイルやフォルダーの削除・名前変更・追加・コピーなどの操作を可能にするユーティリティです。Tuxera NTFS for Macは、そのようなソフトの一つです。(NTFS for Macについてさらに詳しく知りたい方はこちらもご参考に:NTFSドライバー技術進化の歴史)
この記事では、Tuxera NTFS for Macのメリット・デメリット、使い方、主な機能や対応OS、価格などについて詳しく解説しています。また、赤友NTFS助手(iBoysoft NTFS for Mac)やParagon NTFS for Macと比較した内容も掲載しています。
ご注意: 無償で使えるNTFS対応ソフトをお探しの場合はこちらを参考にしてください:無料NTFS for Mac特集。
Tuxera NTFS for Macの主なメリット・デメリットまとめ
- Tuxera NTFS for Macのメリット
- MacでNTFSドライブの読み書きが可能
- ディスク管理機能に対応
- macOS 26(Tahoe)からMac OS X 10.4(Tiger)まで広範囲に互換
- IntelおよびAppleシリコン搭載Mac双方で利用可
- 直感的なユーザーインターフェイス
- Tuxera NTFS for Macのデメリット
- インストール後にMacの再起動が必要
- 他のNTFSドライバーと競合する可能性あり
- NTFSドライブへの書き込み速度がやや遅い傾向
macOS Tahoeにも対応したTuxera NTFS for Macの最適な代替ソフトを使えば、大切なNTFSドライブへの読み書きが安全かつスムーズに行えます。
Tuxera NTFS for Mac の安全性と利用価値
Tuxera NTFS for Mac は Apple 正式認証を受けた合法的なソフトウェアで、Mac で NTFS ドライブの読み書きを可能にします。
Tuxera では、NTFS for Mac ソフトウェアに潜むセキュリティリスクや脆弱性への対策として、設計面で厳格な管理を行っていることが公表されています。そのため、Mac での利用に関して安全性への心配は不要です。ただし、Tuxera NTFS for Mac の仕様上、他の NTFS マウントツールを同時にインストールした場合、Mac で競合やシステムのクラッシュなどのトラブルが発生する可能性があります。
Tuxera NTFS for Mac の利用方法
Tuxera NTFS for Mac で NTFS ドライブの読み書き権限を有効にするには、事前に本製品をインストールする必要があります。
Mac に Tuxera NTFS for Mac を導入する流れは下記の通りです。
- 公式サイトから Mac 向けの Tuxera NTFS for Mac インストーラーをダウンロードします。
- ダウンロードが完了し、インストールパッケージが表示されたら「Install Tuxera NTFS」をダブルクリックします。
- 「Tuxera NTFS を開きますか」と表示された場合、「開く」を選択します。
- 「Tuxera パッケージがインストールのためにプログラムを実行します」と通知されたら、「許可」を選択します。

- 「続ける」を選択し、画面の指示に従って Tuxera NTFS for Mac をインストールします。
注意事項:Tuxera NTFS for Mac は起動ボリューム(macOS または ディスクユーティリティ内の Macintosh - HD)にインストールされ、約 67.4MB の空き容量が必要になります。事前に起動ボリュームの空容量を確認してください。 - 試用版を選択します。

- インストール完了後、「再起動」を選択して Mac を再起動します。
インストール後、NTFS ドライブを Mac に接続し Finder からドライブを開くことで、Mac で NTFS ドライブの内容表示や、ファイルの編集・コピー・移動・削除などの操作が可能となります。
Tuxera NTFS for Mac のインターフェース・機能・価格
Tuxera NTFS for Mac の利用を検討中の場合、本項で機能や特徴を事前に確認できます。インターフェースや搭載機能、注目ポイント、価格情報について詳しく解説します。
Tuxera NTFS for Mac のインターフェースと主な機能
Tuxera NTFSの画面は、macOSのディスクユーティリティに近い構成となっています。左側のサイドバーには、お使いのMacに接続されているすべてのディスクおよびそのボリュームが表示されます。右側には、選択中のディスクまたはボリュームに関する基本情報が初期状態で案内されます。

ディスクについては「情報」機能のみが用意されていますが、ボリュームの場合、「情報」「フォーマット」「メンテナンス」の各機能が提供されています。
- 情報:ディスクやボリュームのファイルシステム、ディスク識別子、リムーバブルかどうかなど、基本的な情報を確認可能です。
- フォーマット:ボリューム内のデータを消去し、新たなファイルシステム(APFS、exFAT、Mac OS 拡張、FAT、FAT32、NTFSなど)で初期化できます。
- メンテナンス:ボリューム上のエラー検証および修復を実施し、安定した運用を図ります。
さらに、Tuxera NTFS画面の左下には、ディスクとボリュームでそれぞれ個別の管理機能が配置されています。
- 取り出し:外付けハードディスクなどの安全な取り外し操作が可能です。
- マウント/アンマウント:ボリュームの利用可否(アクセス権限)を切り替えることができます。
Tuxera NTFS for Macの高度な機能
市場にはさまざまなNTFS for Macドライバーが流通しています。それぞれに独自の機能があり、Tuxeraも例外ではありません。ここでは、TuxeraによるMicrosoft NTFS for Macの主な特徴をまとめます。
MacでのNTFSフル読み書き対応
NTFSディスクは、標準のmacOS環境の場合、読み取り専用として扱われます。つまり、NTFSドライブ上のファイル閲覧や、Macへのコピーしか行えません。
Tuxera NTFS for Macでは、「NTFS拡張属性」のサポートにより、NTFSの読み書きを実現しています。これにより、HFS+ドライブ同様に、NTFSドライブへのファイル書き込みや編集、不要ファイルの削除などが可能です。MacからNTFSドライブへファイル転送、またはNTFSドライブ内で直接ドキュメント編集など、多彩な操作環境を提供します。
ディスク管理機能の充実
Tuxera NTFS for Macは、ディスク管理ツールとしても利用できます。接続された全ドライブの管理を目的とした各種設定・機能が用意されており、「メンテナンス」オプションを活用することで、ボリュームのエラー検証や修復が進められます。また、「フォーマット」機能により、ボリュームの初期化も簡単に実行できます。macOSのディスクユーティリティと同様の利便性を備えています。
ただし、ボリュームの管理に特化しており、ディスク全体の管理向け機能は用意されていません。
macOSや各種ハードウェアとの高い互換性
Tuxera NTFSは、macOS 14(Sonoma)、13(Ventura)、12(Monterey)、11(Big Sur)、macOS 10.15(Catalina)、macOS 10.13(High Sierra)、macOS 10.14(Mojave)をはじめ、過去のバージョンにも幅広く対応しています。さらに、最も古いMac OS X 10.4(Tiger)もサポート対象です。また、Intel製およびAppleシリコン搭載の両方のMacモデルで安定して利用できます。
Tuxera NTFS for Mac 各エディションと価格について
無料で利用できるTuxera NTFS for Macは提供されていません。エディションは、個人向け、法人向け、教育機関向けの3種類が用意されています。
個人向けライセンスは1ユーザーにつき15米ドルで、1人での利用に限られます。
法人向けおよび教育機関向けライセンスは、利用者数に応じて価格が変動します。

Tuxera NTFS for Macを無料で試したい場合には、15日間利用可能な体験版があります。また、NTFSの無料利用方法については Mac用無料NTFSソフトおすすめ比較でまとめています。

【Sonoma対応】Tuxera NTFS for Mac クラック版の無償アクティベーションキー入手ガイド
macOS Sonoma上で動作するTuxera NTFS for Macのクラック版と無償プロダクトキーの入手方法について詳しく解説しています。 詳細はこちら>>
Tuxera NTFS for Macの代替おすすめソフト
Tuxera NTFS for Macよりも優れた選択肢はあるのでしょうか。実際、Tuxera NTFS for Macは、複数のLinuxディストリビューションが関与したオープンソースのNTFS-3Gをベースとしています。そのため、ドライブのデータ破損リスクが懸念されています。
加えて、一部の利用者からは「NTFSドライブのマウントに失敗する」「書き込み速度が非常に遅い」といった声が寄せられています。
データ保護とパフォーマンスを重視する場合には、Tuxera NTFS for Macの代替ソフト3選を推奨します。そのうち2つはApple公認開発元・iBoysoftによる製品で、もう1つは業界大手Paragonの提供です。
1. 赤友NTFS助手(iBoysoft NTFS for Mac):コストパフォーマンス・安全性・書き込み速度に優れた選択肢
赤友NTFS助手(iBoysoft NTFS for Mac)は、macOSとの高度な連携が特長です。NTFSディスクへ読み書き両方のアクセスが可能となり、Mac上でもNTFSドライブの高速な読み書きが実現します(NTFSドライブの書き込み速度検証は 赤友NTFS助手での測定結果を参照)。
NTFSドライブをMacに接続するとFinder内に自動的に表示され、ドライブ上のファイル編集や書き込みもスムーズに行えます。

メリット:
- MacでNTFSドライブのフル読み書き対応
- 最新macOS(Tahoe、Sequoia、Sonoma、Ventura、Monterey、Big Sur)に幅広く対応
- M1、M2、M3、M4チップ搭載MacやIntel Mac(T2セキュリティチップ対応)を含む多様な機種に最適化
- 無料体験版の利用が可能
- インストールとアンインストールが簡単
- 高度なセキュリティ機能を搭載
デメリット:
- 電話サポート非対応
iBoysoft NTFS for Mac と Tuxera NTFS for Mac の比較
| 対応macOSバージョン | 自動マウント機能 | 転送速度 | 料金 | 最新UI搭載 | 主な特徴 | |
| iBoysoft NTFS for Mac | macOS 26 ~ macOS 10.13 | 対応 | 高速 | 無料体験 | 搭載 | 1. IntelおよびAppleシリコン搭載Macネイティブ対応 2. NTFSボリュームクリーンアップ機能 3. NTFSフォーマットへの対応 |
| Tuxera NTFS for Mac | macOS 26 ~ OS X 10.4 | 対応 | やや低速 | 無料体験 | 搭載 | NTFSドライブの検証機能 |
2. iBoysoft DiskGeeker:BitLocker暗号化NTFSドライブ完全対応
iBoysoft DiskGeekerは、NTFSドライブの読み書きだけでなく、BitLockerで暗号化されたNTFSドライブのアクセスも可能とするMac用ディスクユーティリティ。BitLockerディスクやネットワークドライブ、その他外部ストレージもまとめて管理でき、豊富な機能と細やかな設定項目を搭載。

メリット:
- Mac上でNTFSドライブの読み書きが可能
- BitLocker暗号化ドライブの読み書きにも対応
- M4、M3、M2、M1チップ搭載Mac対応
- macOS 26 ~ OS X 10.13(High Sierra)まで幅広い互換性
- ネットワークドライブをローカルディスクとして割り当て可能
- すべての接続ディスクを一元管理
- ウイルス攻撃のリスクを抑止
- ドライブ内の不要ファイルをクリーンアップ
- 別のドライブへのクローンコピー機能
- ディスクエラーの検出サポート
- 無料体験版・コストパフォーマンスに優れた設計
デメリット:
- 年間サブスクリプション制
iBoysoft DiskGeeker と Tuxera NTFS for Mac の比較
| 対応macOSバージョン | 自動マウント機能 | 転送速度 | 価格 | 最新インターフェイス | 主な特徴 | |
| iBoysoft DiskGeeker | macOS 26 ~ macOS 10.13 | 対応 | 高速 | 無料体験版 | 対応 | 1. Finderでネットワークドライブのマッピング 2. Mac上でBitLockerドライブの読み書き 3. FileVaultまたはBitLockerによるドライブ暗号化 4. Intel・Appleシリコン両対応 5. 不要ファイルのクリーンアップ 6. ディスクエラーの診断 7. ディスクのクローン作成 8. USB保護機能 |
| Tuxera NTFS for Mac | macOS 26 ~ OS X 10.4 | 対応 | やや遅め | 無料体験版 | 対応 | NTFSドライブの検査機能 |
3. Paragon NTFS for Mac:直感的な操作性と安定性
Paragon NTFS for Macは、MacでNTFSドライブの読み書きが可能となる専用ソフトです。ParagonとTuxera NTFS for Macを比較すると、Paragonはより安定したファイル転送が行えるため、データのやり取りがスムーズで作業時間の短縮に役立ちます。

メリット:
- NTFSドライブの読み書きに対応
- macOS Ventura~macOS Sierraサポート
- ARM・Intel・Appleシリコン各種Macで利用可能
- 高い安定性と優れたデータ転送速度
デメリット:
- アンインストールが非常に困難
- メジャーアップデートごとに追加費用が必要
- 暗号化NTFSドライブの読み書きには非対応
- 1つのライセンスにつき1台のMacのみ使用可能
総合的に見ると、Tuxera NTFS for MacよりもParagonやiBoysoft NTFS for Macの方が優位性があります。Tuxera NTFSを利用する際は慎重な検討が望まれます。
Paragon NTFS for MacとTuxera NTFS for Macの比較
| 対応macOSバージョン | 自動マウント機能 | 転送速度 | 価格 | 最新インターフェイス | 主な特徴 | |
| Paragon NTFS for Mac | macOS 26 ~ 10.12 | 対応 | 高速 | 無料体験版 | 対応 | 1. NTFSフォーマット機能 2. AppleシリコンMacに対応 |
| Tuxera NTFS for Mac | macOS 26 ~ OS X 10.4 | 対応 | やや遅め | 無料体験版 | 対応 | NTFSドライブの検査機能 |
まとめ
Tuxera NTFS for Macは、ターミナルを利用するよりも簡単にNTFSドライブの読み書きができるソリューションです。ただし、この製品は商用のNTFS追加ドライバーであるため、データ安全性の観点からリスクが高まる場合もあります。より安心して使える代替製品としてiBoysoft NTFS for Macなどの利用がおすすめです。本記事を通じて、Tuxera NTFS for Macの特徴や注意点について幅広く理解いただけましたら幸いです。
